研究室選びで悩んでいる方へ

研究室の意義、選び方などについて分かります。

研究室ってなあに?

研究室選び入学して3年間、自由を謳歌し楽しい大学生活を送っていると思います。そんな大学生活の最終学年に迎える場所が、研究室です。研究室はどこでも良いと思っている方は要注意!非常に重要な選択なのです!

研究室配属で変わるのは?

  • (1) 大学に居場所ができる
     これまで大学は単に講義を受けに来るだけでしたが、4年生になって研究室に入ると研究室の中に自分の居場所ができます。授業のみならずいつでも研究室に入り浸り、自分専用のコンピュータを使い放題です。大学に来るのが楽しくなります。
  • (2) 先生との関係が変わる
     これまでの学生生活では、先生は教室の前の方で話をしている遠い存在でした。しかしながら研究室に配属されると、先生と毎日顔を突き合わせるため、もっと身近な関係となります。また卒業後に大学に訪問する際に、最も訪問しやすいのが研究室の先生です。
  • (3) 新たな目標ができる
     研究室に配属されると、1年間卒業研究に携わることになります。今まで大学で学んできた成果を存分に発揮し、世界で自分だけのオリジナルな研究を行うことになります。受身の勉強から自発的な研究へと変化し、自分の人生の夢や目標を見つけることができます。目標ができた人は大学院に進学する手も!

研究ってなあに?

研究室選び「勉強しなさい!」という言葉を小学校から大学3年生まで、先生から口すっぱく言われてきたと思います。でも研究室に入ったらそんな事はありません。「勉強しなさい」の代わりに、「研究しなさい」と言われるようになるでしょう。じゃあ勉強と研究の違いって何なのでしょうか?

勉強と研究の違い

  • (1) 勉強は受身、研究は自発的
     勉強は教えてもらうという立場でこれまで行われてきたと思います。でも、研究は誰も教えてくれません。自発的に行うことが重要なのです。
  • (2) 勉強は嫌々、研究は楽しく
     勉強は与えられた科目を嫌でもこなさなければなりませんが、研究は興味のあることだけをやればいいのです。誰にも強制されません。だから楽しいこと、面白いことだけにのめり込めます。勉強が嫌いな人でも、趣味には一生懸命取り組みますよね。研究も同じで、本来楽しく行うものです。研究を楽しむためには、自分に合ったテーマを選ぶことがとても重要です。
  • (3) 勉強は学校内、研究は世界を相手
     勉強で良い成績をとってもそれはしょせん大学の学科内での話。一方、研究で良い成果がでれば日本全国で開催される学会で発表し、有名になれます。さらに良い結果を出せば、学生のうちにアメリカやヨーロッパで開催される国際会議にて発表することも可能です!自分の研究が世界的に認められることになります!

研究するにはどうしたら良い?

研究は大学4年生から一年間行われます。でもたったの一年では世界へインパクトを与える研究をするのはちょっと辛いかも?研究で一旗揚げてみたい、と考えている方々には、大学院への進学がおすすめですね。

大学院とは?

研究室選び大学(学部)と大学院との大きな違いは、勉強と研究との違いです。大学院の修士課程に進むと研究を主に行うことになりますので、自発的に好きな事だけを行えば良いことになります。自分の興味のあるテーマを2年間かけてじっくりと突き詰めて、一つの成果を出した時の喜びは何事にも変えられません。さらにその成果を学会で発表し、日本国内の教授や研究者、はたまた外国の教授に認められた時のうれしさは格別のものです。さらに自分の成果が世の中の発展に役に立つとしたら、これはもう人生の生き甲斐というべきものでしょう。このように自由に研究をできる場が大学院なのです。さらにプロの研究者を目指す人は、3年間の博士課程への進学を強くお勧めします。

大学院生活は主に研究室で生活する事になりますので、研究室選びが非常に重要となります。楽しい研究室生活になるのもつまらない生活になるのも、全て研究室の選択次第です。大学院進学を希望している学生はじっくり考えて研究室を選びましょう。

研究室選びのポイント

  • (1) 研究テーマで選ぶ
     自分の興味ある分野で卒業研究を行えば、楽しい研究室生活になるでしょう。学会発表も可能かも?大学院進学希望の方は、自分が興味を持てる研究テーマがあるかどうかを十分にチェックしましょう。
  • (2) 雰囲気で選ぶ
     まずは実際に研究室を見学に行ってみましょう。研究室にいる大学院生の先輩方を見て、その研究室独自の雰囲気が分かると思います。自分に合った研究室を選びましょう。
  • (3) 先生で選ぶ
     研究室の先生とは一生の付き合いになる可能性もあります。気の合う先生を選ぶのがベストでしょう。

最後に

自分にあった研究室を選んで、ハッピーな学生生活を送って下さい。